パソコンの部品って何が組み合わさってできているか知っていますか?基本は昔から変わらず、後述する5つのパーツのみです。
パソコンを使っているけどその中身を知らない人を対象に、5つのパーツについて基礎的な知識を解説します。
電源ユニット
家庭用の電気をパソコンの各パーツに合わせた電気量に調整してくれる箱です。
デスクトップ型を購入すると必ずコンセントが付いていますが、実はあれ、電源ユニットの一部なんです!
調整された電気は電源ユニットから出ている複数の電線にのせて、主に後述するマザーボードに挿して使用します。マザーボードを介して各パーツへと電気を供給します。
マザーボード
パソコンの各パーツどうしがやり取りするための1枚板です。
マザーボードにはCPU、メモリなどの各パーツをセットするための取り付け口がついています。
役割としては、マザーボードに印字された電気回路を使って電源ユニットから供給された電気を各パーツへ配ったり、CPUとメモリ間、CPUとハードディスク間などのやり取りを行います。
ちなみにパソコンの電源ボタンや、USBメモリの差し口などはマザーボードにくっついてる部品なんです!
CPU
計算処理や制御を行う正方形のチップです。
パソコンの頭脳と呼ばれる部品で、性能が高いほど処理スピードが上がります!
CPUに対して1度に多くの仕事をさせるとその分熱を放出します。
限界まで仕事をさせると温度が70度に達することもあります。
一定以上の温度を超えると破損する場合があるため、CPU自ら仕事量を減らすよう調整をします。
そんな熱が上がらないようにするためにCPUにはファン(扇風機のようなもの)を常に当てています。
パソコンを使い続けているとパソコンから温風が出たり、ファンが勢いよく回っていたりするのはそのためです。
メモリ
一時的に使用するデータを溜めるための長方形の板です。
1つのパソコンに1〜4つくらいマザーボードに挿して使われており、1枚ずつ容量が決められています。
※今は1枚8GBか16GBが一般的です。
容量が多いほど、一度に扱えるデータ量が多くなります。
どういうことか具体的に説明します。
パソコンでファイルを開く操作をすると思います。あれ実はハードディスクから直接ファイルを読み込んでるわけじゃないんです!
ハードディスクから一旦メモリにデータを読み込み、そのメモリのデータを扱っているんです!
ハードディスクから直接読み込むとやたらめったら時間がかかってしまうため、処理速度の早いメモリを使って効率的に処理がされています。
メモリの容量が小さい場合、すぐに容量オーバーになります。ハードディスクから別のデータを読み込む際に、メモリからデータを削除したあとにハードディスクのデータをメモリに読み込む流れとなります。
そのため、メモリが小さいと1度に扱えるデータが少なくなってしまいます。
ストレージ
データを保管する入れ物です。
写真、音楽、動画などのデータが実際に保存されています。その他にパソコンを動かすためのシステム(OS)なども保存されており、こちらのデータを読み出しながら動いています。
大きく分けてハードディスクとSSDの2種類があります。今はSSDが主流になっています。
違いは以下の表の通りです。
ストレージの種類 | 処理速度 | ディスク容量 | 価格 |
ハードディスク | 遅い | 大きい | 安価 |
SSD | 早い | 小さい | 高価 |
どちらも専用のケーブルでマザーボードに接続して使用します。
最後に
基本的な部分だけ解説しました。
今後はさらに1歩踏み込んだ情報をお届けしようと思います。
PCのパーツ交換などをする際に役立てもらえたら嬉しいです!
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